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2006年10月23日 (月)

男はつらいよ 第35作 寅次郎恋愛塾

NHK-BSで放送されている、男はつらいよ あゝ失恋48連発の第35作。

10/21/06の放送は、「第35作 寅次郎恋愛塾」。昭和60年=1985年8月の公開。

マドンナは、樋口可南子
最初と最後の舞台は、長崎、五島列島で、間の舞台は、東京と秋田の鹿角。
最後に「レ・ミゼラブル」。

寅さんは、五島列島上五島で、ふとしたことで、おばあさんと知り合うが、そのおばあさんが亡くなってしまう。土地柄、おばあさんはキリスト教徒。その葬儀に参列すると、孫娘の若菜(樋口可南子)が東京からやってきた。

若菜は、おばあさんが亡くなったことで、身寄りがいなくなってしまう。

幸薄い美しい若菜に会い、寅さんは、またいつもの恋心を芽生える。

東京に戻った寅さんは、葬儀参列の礼状をもらい、若菜が、身寄りが無く、職探しをしていると聞いて、親身に世話を焼き始めるが、若菜のアパートに、同じく若菜に惚れている民夫(平田満)と知り合う。民夫は、司法試験に挑む最中のガリ勉で、色恋には全くのうぶな男。若菜に惚れる余り、試験勉強に身が入らない。

最初は、民夫をからかうが、寅さんが、二人の間を取り持つことになる。
「惚れているなら、勝負しろ!」まさに、寅さんの「恋愛塾」なのである。
「そりゃぁ、お前は秀才かもしれない。法律のこと、こんなに知っているかもしれない。しかし、事、色恋にかけては、俺の前では、お前は、嘴の黄色いひよこも同然だよ!」

いつもの寅さんのアリアが冴える。

若菜のセリフも、男には、ぐっとくる。

追記;NHK放送での「寅さんレビュー」でも言っていたが、これは聞かせる映画である。

寅さんのアリア(恋愛指南):

寅さん 「二人になった、お前とあの子は、そうだな、ま、映画でも観るか。お前、いきなり手を握ったりするなよ。映画の後は、レストランで晩御飯だな。これは、出来るだけ楽しい雰囲気にしなきゃいけない。お前間違っても、偉そうに法律の話しなんかしちゃー駄目だぞ、え? と言っても、黙ってばかりいても駄目なんだ。これは喋りすぎず、黙りすぎず。出来れば、あの子に喋ってもらって。お前はニコニコして話を聞いている。その後は、公園で散歩か。ま、あの子の足取りに合わせて、出来るだけゆっくり歩いてやれよ。うん。雨に濡れた木の葉が、街頭の光りにキラキラっと輝いている。な、梅雨時だから。またすぐ雨が降ってくるかもしれない。『お、とぽとぽっと降ってきました。帰ろうか。』」
民夫 「降らなかったら、どうするんですか?」
寅さん 「バカ、そりゃぁ、お前考えろよ。俺は、そういう気持ちの持ち方をお前に言っているんだから。」「アパートへ帰る。あの子は、別れ難い気持ちになっている。『どぉ?よろしかったら私の部屋に上がらない?』」
民夫 「いえ、結構です。」
寅さん 「バカ!そういう時にそういう返事はしない。『ちょっと失礼をします。』。あの子は、紅茶なんかを淹れてくれる。お湯が、じーんと沸くなぁ。時折、窓の外を激しく雨が打つ。サァー、パラパラパラパラ、もうお前の言う言葉は一つ。『若菜さん、愛しています。』」
民夫 「言えるかなぁ、僕にそんなこと。」

若菜のセリフ:

寅さん 「アパートの1階によ、おもしれぇやつ、いるんだ。」「若菜ちゃんに惚れてんだよ。ふっふぅ。で、俺がさぁ、その事でからかったらさぁ、真っ赤になって怒ってなぁ。俺、笑っちゃったよ。若菜ちゃん、全然気がつかねぇからな。世の中ってもんは、そうしたもんだよ。うん。」
若菜 「知っているわよ。」
寅さん 「えっ?」(顔色が変わる)
若菜 「一年も、一年半も前からよ。」(さくらに向かって)「あの人、あたしに会うと、いつも、怖い顔するの。男の人って、そういう顔する時、あるでしょう?」
さくら 「そうねぇ。気持ちの中は、とっても優しいのだけれども、顔に出せないのよね。分かるわ、そういう男の人。」

寅さんの指南通り、若菜の部屋に呼ばれて、若菜が言うセリフ。
若菜 「寅さん、仮病使ったのね。」
    「いいのよ。本当はね、いつかはね、こんな晩がくるんじゃないかとは思っていたの。」
    「いいわよ・・・、泊まっていっても。」 

これは「若菜」の音楽なのか、作品中、ところどころ流れるメロディー、アレンジちょっと替えて、Violaで弾いてみました。



若菜の部屋で、せっかくの好機を逸し、眠ってしまった民夫。寅さんに助けを求めてくる。
寅さん 「バカヤロ!一晩徹夜したくらいで、水割り5杯くらい飲んだくらいで、惚れた女の部屋で居眠りするなんてな、そんな男に恋をする資格なんかないんだ。恋なんて、そんな甘いもんなんかじゃないんだぞ!」と一喝。
止めに入るさくらに、
寅さん 「女にこの気持ちはわからない、お前は黙ってろ!」
寅さん (民夫に向かって)「お前はな、秀才だか、インテリだか知らないが、お前が昨夜した行為は、若菜ちゃんに対して、『お前は女として魅力はないんだぞ』と言ったのと全く同じなんだ。若菜ちゃんがどんなに傷ついたか。お前には、分からないだろ!」

寅さんのダンディズム、男気が出ているところでもあり、寅さん自身の心の葛藤がでているところ。

あけみのセリフも良いなぁ。
あけみ 「寅さん、かわいそう。あたし、今のつまんない亭主と別れて一緒になってあげようか。」「ほんとよ。あたし、人妻になって、初めて寅さんの魅力、分かっただんだもん。」

満男の成長も見もの: 
中学校ホームルームに時間に、先生が将来、何になりたいか聞かれ、音楽家と答えると、「そんな夢みたいなこと考えていないで、もっと足元を見ろ」と言う先生。
満男がぽろっともらすセリフ 「おじさんはいいなぁ、個性的で。」

「男はつらいよ」のテーマソングはこちらで-Violaで弾いています。


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コメント

Violaシリーズ聴かせていただきました。
これは、映画から音を拾っているのでしょう?すごいです。こういうメロディーを弾くのは難しそうです。でも楽しい♪
五島列島は一度行ってみたい場所です。

投稿: スザンナ | 2006年10月23日 (月) 00:59

スザンナさん、早速のコメントありがとうございます。コメントいただけると、本当に嬉しいです。
Violaシリーズは、今、敢えて、クラシック音楽を避けているのですが、そういえば、このブログで定例化してきた「寅さん」があったなぁ~♪と思い、録画していたものを何回も、聞き直し、耳コピーしました。
最後にチェックしたら、やはり少し違っていました。

本題の「男はつらいよ」は、中年オヤジになってから、本当に泣ける、心にしみじみと来る映画になってきました。男、しかも独身の男心を見事に描いているし、それにあの「とらや」の心温かい家庭が、じーんときます。

Violaシリーズは、Violaって、こんな音がするんだという普及の意味も込めて、これからも題材を見つけて、トライしようと思いkます。Violaなので、C線とか、G線辺りを使いたいのですが、今回もD線でポジション上げて弾いたり、A線が出てきたりしています。

今、温めている曲が2、3曲。でも、演奏が下手なので、もう少し上達してから。馴れてきたら、クラシック音楽もと思っております。乞う、ご期待♪

投稿: ようちゃん | 2006年10月23日 (月) 01:13

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