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2006年12月 3日 (日)

男はつらいよ 第41作 寅次郎心の旅路

NHK-BSで放送されている、男はつらいよ あゝ失恋48連発の第41作。

12/2/06の放送は、「第41作 寅次郎心の旅路」。平成元年=1989年8月の公開。
「平成」の「男はつらいよ」の始まりである。

マドンナは、久美子役の竹下景子。その他に、淡路恵子柄本明等も出演しています。

今回は、舞台は、何とウィーン。「寅さんレビュー」の解説によると、ウィーン市長が、飛行機の中で見た「男はつらいよ」に感銘して、ウィーンを舞台にした撮影を依頼。4年間準備を経て、実現したものらしい。

今回の主要なテーマは、「故郷」。

しかし、最後は、マドンナから

故郷の塊の様な寅さんにお会いして、私が貰ったものは、故郷よりもっと素晴らしい愛でした。」

と言われ、またもや失恋。

過酷な競争社会で、うつ病を発した会社員、「坂口」。自殺しようとした所を寅さんと知り合い、珍道中が繰り広がる。

ウィーンの名所巡りが楽しめる。それに、ウィーンと言えば、「第三の男」。いろいろ「第三の男」へのオマージュ が観られる。オーソン・ウェルズ、ツィターの音楽、男の影など、「第三の男」へのが取り入れられている。
(因みに、「第三の男」は、来年2月、NHKで放送予定。)

加えて、今回も、女性の視点が取り入れられ、ある意味「はつらいよ」の側面も描かれている。

今作品は、ウィーンの名所案内的色彩が濃く、いつもの寅さん節が少ない。
やはり、寅さんは、日本が舞台じゃないとね。

いつもの、セリフの引用は、「続きを読む」からどうぞ。

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坂口 「無断で会社を休んでおりますので、明日は、出勤致しませんと。今からですと、新幹線で上野行きに間に合いますので。これで失礼しようと。」
寅さん 「おい、お前がいないと会社、つぶれちゃうのか。」
坂口 「そんな事ありませんけど。」
寅さん 「だったらいいじゃないか。いいか、俺はな、この忙しい体にやりくりつけて、今晩お前に付き合ってやろうと言っているんだよ。それが迷惑なのか。」
坂口 「とんでもありません。」
寅さん 「だったら、俺の言うことを聞いて、会社なんか行くな。よし、お風呂入ってこい。で桶にね、お湯をこう汲んで、何杯も何杯も、こうやってかける。分かったな。じゃ、行って来い。」
坂口 「じゃ、行ってきます。」
寅さんよし、あーあ、死ぬまで、ガツガツ働くことはないんだよ。なんつたって、いつかは死ぬんだから。



坂口 「一体、あなたは、どういう方なんでしょうか。」
寅さん 「どういう方って、そうよな、まぁ、ひと言で言って、旅人。稼業で言うと、渡世人と言った所からな。」
坂口 「旅人かぁ。あーいいなぁ。」
寅さん 「いい事ばっかりありゃしないよ。そりゃ、しょうがないよ、俺が好きで入った道だから。」
坂口 「「じゃ、あなたにとって、何でしょうか、生き甲斐というものは。
寅さん 「そうさなぁ、旅先で、ふるいつきてぇ様な、いいい女と巡り合うことさ。」



寅さん 「『お前はな、そうやって会社のことばかり考えているから、病気になるんだ。この際、思い切って、自分のやりたい事をやったらどうだ』、とそう言ってやったんだよ。思い切り酒をがぶ飲みするとか、おもいっきり女に狂うとか、全財産を博打につぎ込むとか。」


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