« 宮崎の一つとなる(BlogPet) | トップページ | 小曽根真、塩谷哲-シブヤらいぶ館「歌のない音楽会」 »

2007年1月14日 (日)

男はつらいよ 第46作 寅次郎の縁談

NHK-BSで放送されている、男はつらいよ あゝ失恋48連発の第46作。

1/13/07の放送は、「第46作 寅次郎の縁談」。平成5年=1993年12月の公開。

今回は、形を変えて、「満男」( 吉岡秀隆 )の新たな恋物語と寅さんの大人の恋が絡む。

寅さんのマドンナの葉子役に松坂慶子、満男のマドンナの亜矢役に城山美佳子
笠智衆を偲んで、御前様の娘役として光本幸子、その他に島田正吾も出演しています。

物語は、満男の就職活動の苦悩から始まる。何社も就職面接を受けるが、ことごとく失敗し、嫌気がさした満男は、博と喧嘩し、家出をしてしまう。そこへ、寅さんが旅先から帰ってくる。そこで、家出をした満男を連れ戻しに香川の琴島へ行くことになるが、そこで、寅さんも一目惚れしてしまう。

いつものセリフ起こしは、「続きを読む」でどうぞ。

柴又のとらや=くるま菓子舗での寅さんのセリフ。

寅さん 「しかし、幸せなやつだな、満男も。こんなに心配してくれる身内がいるんだからな。」
おばちゃん 「本当だね。」
寅さん 「反省しているんじゃないか、今頃。」
おばちゃん 「優しい子だからね、もともと。」
寅さん 「さみしい離れ島で、東京の空に向かって、手を合わせているかもしれないぞ。『お父さん、お母さん、心配かけて申し訳ありません。僕はすぐ東京に帰ります。』、『駄目!満男!帰っちゃいけないから。』」
博 「誰ですか、それ。」
寅さん 「決まっているじゃないか、島の娘だよ。あいつはもてるからね、俺に似ているから。うん。さ、両親の下へ戻るか、その島に留まって、愛の巣を営むか、満男の心は、千々に乱れるな。去るべきが、留まるべきか、それが問題だ。日の暮れる浜に佇み、沈む夕日を見つめる満男。ボーー、遠くを行く貨物船。ダダダダ、ざぶーん、寄せては返す、波の音。瀬戸の夕焼けっていうのは、それは綺麗だからね、おばちゃん。」



琴島での再会した寅さんと満男のセリフ。

寅さん 「訳を話せ、訳を。」
満男 「勿論、はじめは、一晩が二晩で、東京に帰るつもりだったんだよ。だけど、あんまり親切にしてくれたから、お礼のつもりで、お花畑に肥やしを担ぐ仕事を手伝ったんだ。そしたら、とっても喜んでくれて、あれもして欲しい、これもして欲しいって。ほら、この島は、歳をとった人ばっかりだろう。力仕事をする人がいないんだよ。俺なんかが、役に立つんだよ。朝4時に起きて、漁にでたりするんだ。この新鮮な空気を吸いながら、一日中働いているとね、伯父さん、あー、俺は今生きているんだなって、そんな気持ちが心の底から湧いてくるんだよ。ね、伯父さん、分かってくれよ、今の俺のこの気持ち。」
寅さん 「結構毛だらけ猫灰だらけ、お尻のまわりは、まっけっけだ。お前、東京帰らねぇのか。」
満男 「すいません。」
寅さん 「伯父さんが頼んでもか。」
満男 「断ります。」
寅さん 「しゃぁねぇな。じゃ、俺もここに泊まって、一晩、お前と語り明かすか。この忙しいのに。」
満男 「いいんですよ、伯父さんはもう帰ってもらって。」
寅さん 「それじゃ、俺の顔が立たないんだよ。満男が帰るのが嫌だから、俺一人で帰ってきましたって言えるか。子供の使いじゃないんだぞ。さ、案内しろ。」



琴島での葉子と満男のセリフ。

葉子 「あんたに一度聞いてみたかったんやけど。」
満男 「はい。」
葉子 「寅さん、本当に独身?」
満男 「そうですよ。」
葉子 「離婚した奥さんがいるの?」
満男 「いません。」
葉子 「じゃ、ずっと独り?」
満男 「そうですよ。」
葉子 「どうして?」
満男 「さぁ、もてないからでしょう。」
葉子 「満男君!男の魅力はね、顔やお金じゃないんよ。あんたはまだ若いから、寅さんの値打ちが分からのよ。」
満男 「じゃ、おねえさんは、分かるんですか。」
葉子 「分かるわ。」
満男 「伯父さん、どんな魅力があるんです?」
葉子 「そうね、温かいの。それも電気ストーブの様な温かさじゃのうて、ほら、寒い冬の日、お母さんが悴んだ手をじって握ってくれた時の様な、身体の芯から温まる様な、温かさ。」
満男 「おねえさん、伯父さんのこと、好きなんですか。」
葉子 「うん。」
満男 「だったら、伯父さんと、結婚してくれれば良いじゃないですか。」
葉子 「え?」
満男 「一目会った時から、伯父さんは、おねえさんに恋をしているんだ。伯父さんの胸の中は、おねえさんのことで一杯なんですよ。ただ、何十編も失恋して、自信が全くないから、口に出せないんです。おねえさんみたいな人が、伯父さんのお嫁さんになってくれたら、柴又に居る俺のお袋なんか、泣いて喜ぶと思うんだけどなぁ。・・・怒っているんですか。」
葉子 「そういうことはね、本人の口から、直に聞きたいの!あんたみたいな、寅さんの良さがちっとも分かっとらん様な青二才から聞いても、ちっとも嬉しゅうない。余計なお節介よ!」
満男 「どうもすいません。」


|

« 宮崎の一つとなる(BlogPet) | トップページ | 小曽根真、塩谷哲-シブヤらいぶ館「歌のない音楽会」 »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。BSの寅さんシリーズもいよいよ大詰めですね。最近満男の恋愛も絡まっていて、違った魅力があります。今日も楽しみです。

投稿: JOJO | 2007年1月20日 (土) 10:20

JOJOさん、はじめまして。
そうですね、寅さんシリーズもいよいよラストを迎えてしまいます。名残惜しいです。

投稿: ようちゃん | 2007年1月22日 (月) 00:29

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/120915/13485140

この記事へのトラックバック一覧です: 男はつらいよ 第46作 寅次郎の縁談:

» 寅さんに学ぶ?!爪楊枝のマナー [もっとコミュニケーションを楽しもう!]
寅さんがマドンナに好かれる理由とは… [続きを読む]

受信: 2007年1月14日 (日) 23:46

» 他人の悲しみや淋しさが良く理解できる人間 [株と思索と短歌のサイト]
寅47作(おお、遂にラス前だ)は「拝啓 車寅次郎様」。 寅と人妻(珍しいケースだ [続きを読む]

受信: 2007年1月27日 (土) 16:37

« 宮崎の一つとなる(BlogPet) | トップページ | 小曽根真、塩谷哲-シブヤらいぶ館「歌のない音楽会」 »