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2007年1月21日 (日)

男はつらいよ 第47作 拝啓寅次郎様

NHK-BSで放送されている、男はつらいよ あゝ失恋48連発の第47作。

1/20/07の放送は、「第47作 拝啓寅次郎様」。平成6年=1994年12月の公開。

今回も、また、「満男」( 吉岡秀隆 )の新たな恋物語と寅さんの大人の恋が絡む。

寅さんのマドンナの典子役にかたせ梨乃、満男のマドンナの菜穂役に牧瀬里穂
その他に山田雅人小林幸子も出演しています。

満男が就職して半年。たまたま帰ってきた寅さんが、仕事への不満を抱える満男に、人生の先輩として、商売のコツを授けるシーンは秀逸(そのセリフは、続きを読むでどうそ)。満男は、先輩から相談があると、長浜に出かけ、そこで、先輩の妹に恋をしてしまう。一方の寅さんも、同じ長浜で、趣味で写真を撮りにきた典子と出会う。

いつものセリフ起こしは、「続きを読む」でどうぞ。

柴又のとらや=くるま菓子舗で、満男に商売のコツを教える寅さんのセリフ。

寅さん 「おばちゃん、おれゃな、この鉛筆を見るとな、お袋のことを思い出してしょうがないんだよ。」
おばちゃん 「おや、どうして?」
寅さん 「不器用だったからね、俺は。鉛筆も満足に削れなかった。夜、お袋が削ってくれたんだ。丁度、この辺に火鉢があってな、その前にきちんとお袋が座ってさ、白い手で、肥後守を持って、すいすいすいすいと削ってくれるんだ。その削りかすが火鉢の中に入って、ぷーんといい香りがしてな。きれいに削ってくれたその鉛筆で、俺は、落書きばっかりして、勉強なんてひとつもしなかったもんだ。でも、このくらいに短くなるとな、その分だけ、頭が良くなった様な気がしたもんだった。うん。」
さくら 「あたし、これくらいになるまで、使ってた。」
博 「あたまのとこ、ちょこっと削って、名前なんか書いたりして。」
さくら 「そうそう。」
おいちゃん 「昔は、ものを大事にしたなぁ。」
寅さん 「お客さん、ボールペンというのは便利でいいでしょう。ね。だけど、味わいっていうものがない。」
満男 「そうですね。」
寅さん 「その点、鉛筆は、握り心地が一番。な、木のあたたかさ。この六角形が指の間にきちんと収まる。ね。ちょっと、そこに書いてごらん。ちょっと書いて。うん、なんでもいいから。うん。」
満男 「うわぁー、久しぶりだな、鉛筆で字を書くの。」
寅さん 「どう?デパートでお願いすると、これ一本、60円はする品物だよ。でも、ちょっと削ってあるから、ね。30円だな、いいや、いいや、いいや、ただで、くれてやったつもりだ、20円、20円。いいよ、すぐ出せ。うん、さっさと出せ。」
おばちゃん 「細かいのあるかい。あたしが出しておこう。ね。」
寅さん 「そうそうそう。」
満男 「20円ね、はい。」
博 「あ!」
たこ社長 「お見事、お見事!」
おいちゃん 「さすがだな、寅!」
おばちゃん 「つられちゃった。」
満男 「伯父さん、参りました。」
寅さん 「いやいや。俺の場合はね、今夜、この品物を売らないと、腹すかして、野宿しなけりゃならなぇ、なんていうことがあってさ、のっぴきならなぇというところから、絞り出した知恵みていなもんなんだよ。」
博 「だから、迫力があるんですよ。」
寅さん 「いいや。」
おいちゃん 「そうそう。」
寅さん 「ま、人間、なんていったって、勉強が第一だから。これからも修行して、一人前の会社員になって下さい。うん、じゃ、今日は、この辺でお開きということにして。それじゃまた。はい。」
おいちゃん 「ご苦労さん。」
博 「ありがとうございました。
おばちゃん 「お休み。」
さくら 「お布団ひいてあるわよ。」
寅さん 「あいよ。」
たこ社長 「寅さん。」
寅さん 「あいよ!」
たこ社長 「なんであの手で女を口説かないんだよ。あれほど、上手くやりゃぁね、惚れた女の一人や二人は、ひっかかったと思うよ。つられちゃって、いいわよ、なんて言っちゃったりしてな。あはは。へへへ。」
寅さん 「このタコ、日干しにしてやる。」



菜穂のセリフ。結婚を前提に、満男と交際しないか、という話しに反発する菜穂。泉にも同じ様なセリフがあった。

菜穂 「女は必ず結婚せんとあかんとか、結婚が女の生活の全てとか、そんな考え方にあたしは、根本的疑問をもっているさかい。それをはっきり覚えておいて。」


寅さんと満男のセリフ

満男 「宮典子さんて、綺麗な人だな。琵琶湖のほとりで、あんな人に恋をしてたのか、伯父さんは。」
寅さん 「そんなこと、してねぇよ。ただ、ぼんやりと眺めてただけだよ。」
満男 「綺麗だと思ってかい?」
寅さん 「そらそうだよ。」
満男 「それが恋っていうもんなんじゃないのか。」
寅さん 「うるせぇな。それより、お前の方は、どうなんだよ。あの気の強そうな綺麗なおねぇちゃんとは。結婚まで上手くこぎつけそうか。」
満男 「それがね、伯父さん。見事に振られたよ。びしっとね。」
寅さん 「失恋はな、名誉の負傷じゃないんだから、偉そうに見せびらかすんじゃないんだよ。」
満男 「でも、正直言って、本当は、ほっとしているんだ。くたびれるもんな、恋するって。」
寅さん 「満男!ちょっとここへ来て座れ。」
満男 「何?」
寅さん 「くたびれたなんてことはな、何十編も失恋した男の言う言葉なんだよ。お前、まだ若いじゃないか。えー。燃えるような恋をしろ。大声だして、のたうち回る様な、恥ずかしくて、死んじゃいたい様な恋をするんだよ。ほっとしたなんて、情けないことを言うな。馬鹿野郎!さみしいよ、俺は。・・満男、頑張れよ。」
満男 「伯父さん、俺、反省しているよ。」
寅さん 「よし。今度、会う時は、もっと成長していろよ。」



ラスト近く、満男のセリフから。

満男 「拝啓、車寅次郎様。伯父さん、僕は近頃、伯父さんに似てきたと言われます。言う人は、悪口のつもりなんだけど、僕には、それが悪口には聞こえないのです。伯父さんは、他人の悲しみや淋しさが、良く理解できる人間なんだ。その点において、僕は伯父さんを認めているからです。」


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