カテゴリー「書籍・雑誌」の記事

2008年2月 7日 (木)

「警官の血」を巡って-佐々木氏の反論

佐々木譲氏の著「警官の血」(関連記事参照)を巡って、1/10付で、産経新聞に呉智英氏コラムが掲載された。その1/10付呉智英氏コラムはここをクリック
  
当初、佐々木氏は、氏自身のブログで、反論していたが(関連記事参照)、元々のことの発端となったコラムを掲載した、その同じ産経新聞が、佐々木氏の反論を掲載するとのことで、今回2/6付で、同じ紙上で正式な反論コラム”【断 佐々木譲】小説は時代をどう描くか”が掲載された。

要は、自分だけならまだしも、編集者や校訂者まで含めての「無根拠な批判」に対して、「黙っていられない」とのことである。

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2008年1月20日 (日)

「警官の血」を巡って

佐々木譲氏が、自著「警官の血」(関連記事参照)を巡って、氏自身のブログで、「わたしだけのことなら聞き流すが」と反論している。

「一方的に売られた喧嘩だ。チームメイトである校閲さんのぶんまで、わたしひとりの責任で引き受ける。K氏から不誠実な対応しかなかった場合、このブログを飛び出して、全面的にやることになろう。」
"佐々木譲のプッシュピン"より引用

ことの発端は、この新聞コラム

どう展開するか見守りたい。

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2008年1月16日 (水)

第138回直木賞決定

第138回直木賞が決定。残念ながら、佐々木譲は、また受賞を逃した。

テレビで記者会見の模様を見た。

桜庭一樹(さくらばかずき) 「私の男」

私の全然知らない作家(女性ですね)と作品。ライトノベルという言葉を初めて知った。

芥川賞は、川上未映子の「乳と卵」。

こちらも女性。

2作品とも、未読なので、「文芸春秋」で、ちらっと読もうかな。


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2008年1月10日 (木)

第138回直木賞候補作

1/7に発表があったので、遅れてしまったが、第138回直木賞候補作(文芸春秋社のサイト)が発表になった。

先日、読了した、佐々木譲の「警官の血」(記事参照)が候補作に上がった。

候補作一覧を見て、候補作の中で、私が読んだのは、「警官の血」だけ。他の作品は、読んでいないので、勝手な言い分だが、「警官の血」が受賞しないかな、と期待。

直木賞選考委員会は、1/16に開催とか。

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2008年1月 5日 (土)

宮部みゆき「楽園」

昨年12月に、宮部みゆきの「楽園」を読了した。

読了してから時間が経ってしまったので、一部、記憶が薄れている。

本作、いわゆる「超能力」を扱った作品の一つといえるだろうか。

私自身、「模倣犯」を大分以前に読んでいた。そこに登場する「前畑滋子」が、再度9年振りに登場する設定。「模倣犯」への言及が何度か登場する。「模倣犯」を読んでいなくても、大筋には、関係ないが、先に「模倣犯」を読んでおくことがお薦め。

読後感想は、面白いというより、心が非常に重くなった。

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2008年1月 4日 (金)

佐々木譲「警官の血」

佐々木譲の「警官の血」を読了した。

昭和23年から現代までの戦後史の中に、親子三代に渡る警察官の姿を通して、警察の問題、罪の問題を描いている。

読み応えがあり、大作である。

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2007年3月25日 (日)

渥美清の伝言2

NHKでの上記番組「渥美清の伝言」の再放送を見て、Amazonにて上記、本を購入した。

NHKの渥美清への密着取材は、延べ60時間に及んだが、本放送では、1時間に圧縮されていた。
その放送されなかった部分、渥美清のインタビュー、関係者の言葉が、たくさん入っており、興味深い。一晩で一気に読んでしまった。

番組を観て興味を持った方には、お薦めです。

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2006年12月14日 (木)

東野圭吾「手紙」

東野圭吾著「手紙」(文春文庫)を読了した。

重いテーマ。犯罪者とその家族。加害者と被害者、その家族。社会から受ける差別。

両親のいない兄弟。弟の大学進学の為に強盗殺人を犯してしまう兄(武島剛志)のもと、主人公(弟:武島直貴)は、かずかずの言われ無き差別を受け、過酷な人生を歩むことになる。

犯罪者を、その家族まで含めて、排除、差別すること。罪を犯せば、その咎は、家族までにも及び苦しめる。そう犯罪者は知らなければならないし、そうすることにより、罪を贖わなければならない。刑に処されるだけでは、本人が罪を贖うことにはならない。うーん、考えさせるテーマである。

自分は、犯罪者の家族と関われるか、ましてや、その家族と、姻戚関係が結べるか。自分の娘、息子が、その様な立場になった時、自分はどう対応できるか。

映画化されている様だが、まだ映画は観ていない。

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2006年12月 3日 (日)

最近読んだ本

ここの所、読後感想記が減っていたが、本を読んでいなかったわけではない。

最近読んだ本を纏めて紹介しよう。

「近衛秀麿-日本のオーケストラを作った男」 
 大野芳著 (講談社) 2006.5.20第1刷

-五摂家筆頭、近衛家の次男であり、兄は、近衛文麿元首相。
 秀麿は、音楽家となり、 日本人として初めてベルリン・フィルを
 指揮した男。戦後、日本のオーケストラの礎を 築いた。
-日本の西洋音楽創設期を知る上で、貴重なエピソードが
 数々あるが、極めて偏った 見方をしており、大野氏の
 文章は読みづらい。
-途中で、読むのを辞めようと思った程、読了するまで、
 物凄く時間がかかった。

「女刑事 音道貴子 嗤う闇」 
 乃南アサ著 (新潮文庫) 2006.11.1発行

-いわゆる音道貴子シリーズの第三弾の短編集。
-機動捜査隊立川分駐所から、巡査部長に昇進し、
 墨田川東署に転勤となった設定。
-とても面白い。
-「鎖」で登場した、滝沢も登場。
-沢木警部補のキャラクターも面白い。
-この作品は、あっと言う間に読了。

「悪意」 
 東野圭吾著 (講談社文庫) 2006.4.3 第23刷

-私にとっては、初めての東野圭吾作品。
-とても面白い。
-これも一気に読了。
-東野ワールドに魅了され、次に読む本として「手紙」を購入した所。













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2006年9月30日 (土)

「われ巣鴨に出頭せず-近衛文麿と天皇」

本日、工藤美代子著の「われ巣鴨に出頭せず-近衛文麿と天皇」を読了した。

本書は、2006年7月24日に第一刷として発行されたが、私が購入したものは、8月28日第三刷となっており、約1ケ月で、二刷重ねられていたことになる。

内容は、従来の「近衛」評価に、再評価の機会を与えようとして書かれたもの。

近衛文麿を描くにあたり、話しは、近衛家の起源まで遡っている。神話の世界も数行紹介され、その後の史実として、大化の改新(645年)に触れられ、中大兄皇子・藤原鎌足に遡る。源頼朝時代に藤原氏直系として、天皇を補佐する五摂家筆頭(近衛、九條、鷹司、二條、一條)としての近衛家が起こった話しもかかれている。

そういう五摂家筆頭の立場から書き起こし、天皇家との関係を描き、従来、否定的にしか捉えられていない立場と異なり、戦争終結に向けての功績を描いている。

それに興味深いのは、(全て鵜呑みにはできないが) 戦争へのコミンテルンの暗躍を描いている点、昭和天皇との関係、木戸幸一や東条英機との関係である。

今までの近衛評価へに一石投じるもの、再考察として、読むとなかなか面白い。

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